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2021-03-01

OLYMPUS.OM-1を使ってカラーリバーサルフィルムで撮影する

 デジカメでも仕上がりイメージが様々あるように、フィルムカメラで使用するフィルムにも色々種類があります。一番使われているのが『カラーネガフィルム』で、あの写ルンですもカラーネガフィルムを使用しています。

 昔は撮った写真をレタッチしてキレに仕上げる事ができませんでした。厳密には色々小技があったのですが、現在と違って誰でも簡単に…とはいきませんでした。手間がかかり過ぎて実用的ではありませんでしたし、フィルムをオシャカにしてしまっては大変です^^;そこでプロの写真家やカメラマンさんは『カラーリバーサル』と言うフィルムを使っていました。

 このカラーリバーサルフィルムですが、プロ用ってだけあって素人が趣味で使う分には無茶苦茶コスパ悪いんです(汗)。超贅沢品ですよ^^;フィルム自体もレギュラーなカラーネガと比べても倍以上の売価ですし、現像なんて更に時間もお金もかかるんです(汗)

 今回の記事ではそのカラーリバーサルフィルムを使って撮影をしてきましたが、自分はカラーリバーサル初体験です。使い勝手は普段使用するカラーネガフィルムと同じなので特別何かするわけではないのですが、いかんせん結構なお値段の物なので一枚一枚が緊張しましたねw。改めて現代の写真撮影ってメチャクチャ恵まれてるなぁ…と思いました^^

◆生写しでも高彩度で高コントラスト

 カラーリバーサルフィルムを使う最大のメリットはなんと言っても彩とコントラスト。多少写真自体が失敗してもなんか非常に上手く撮れたように見えるのもこのフィルムの凄い所だと思いますw。

 これは妙高山へ行った時に撮った物。朝の早い時間でしたが、良く晴れて放射冷却が聞いていたので非常に空気が澄んでいました。

 デジタルと違ってこの時の撮影データが残っていないのですが(汗)、確か絞りはF11、シャッター速度はSS1/60とかだったと思います。因みにこのフィルムの感度はISO100(適温23度とかだったかな?)です。内容がふわふわし過ぎてホントごめんなさい^^;更に言うとこの時まだ露出計は作動していないので、絞りもシャッター速度も全部カンでです(汗)。

オールドカメラ『OLYMPUS OM-1』を手に入れた!~ファインダーや露出計の修理~ – Crop-of-Life (crop-of-life.jp) ←露出計の話はコチラ

 レンズはOM-1の標準レンズ、OLYMPUS.OM-SYSTEM.F-TUIKO1:1.8、単焦点50㎜です。昔のレンズですが、非常に状態が良く解像度も高いですね。35㎜判ですが、木々の枝まで結構シッカリ描画されています。この辺はリバーサルフィルムの性能も助けになっていると思います。

 谷間に細やかに残っていた小さな紅葉。薄暗い所でしたが、狙った被写体の光をちゃんと人って暮れています。格安フィルムではまずこうはいかないですね、陰影がハッキリせずザラ付いた質感になると思います。

 背景に映るシダ類の緑も含めて色はかなり忠実に写せています。紅葉の中の色あせた部分もしっかり描画されています。オールドレンズで撮ったデジタル一眼と言っても分からないくらいなのでは!?

●シャープな写り、解像度も高い

 普段自分が使っている業務用格安フィルムでは、どんなにピントをキメても明るさが足りないなどの事があると、若干像がふやける事があります。この辺は普段使用しているPENTAX.K-1に付けているSIGUMA.APO50-500でも起こる事があるのでそこまで気にしないのですが、リバーサルフィルムはこの部分もデジタル一眼に負けないくらいピシっと映してくれます。

 妙高山の山頂で撮影した写真。奥に写っているのは火打山です。いくつまで絞ってシャッターを切ったのか覚えていないのですが、多分これもF11くらいだと思います。拡大して見てみるとより解像度を見る事ができます。40年以上前のカメラとレンズで撮ったとは思えない仕上がりです^^。

 この一枚はピントを合わせる位置が手前の暗がりになってしまっていますが、背景のボケみも柔らかくポインセチアの葉脈も彩に潰されずくっきり写っています。これは縦構図にしない方が良かったのかもと今となっては思いますが、フィルム枚数が限られているので撮り直しも難しいしデジカメと違って確認もできない。その難しさもフィルムカメラの面白さですね。

◆勿体無い!!露出計が動かないが故の失敗例

 こんな高いフィルムを露出計無しでカンで撮るって、今となってはとんでもなく勿体無い事したと後悔しています^^;やるだけやって後悔するってもう救えないですよねWw。当然やらかしてしまいました。。。

●典型的露出オーバー

 はいやらかしました~w。

 これは魚沼にある枝折峠から、荒沢岳を撮影した物。ガッツリ露出オーバーですね^^;イマドキこんな事あるんかね~(汗)

 因みにこの時はPENTAX.K-1でも撮影していた。高性能なカメラ任せの写真と比べるとどうか。

F11 SS1/125 ISO-200 -0.3EV PENTAX.K-1 DA18-135 APS-Cクロップ

 実際の撮影地はこんな感じだった。レンズがOM-1は50㎜の単焦点レンズだったのに対してPENTAX.K-1は広角域もカバーしたレンズだった。

 改めてこうやって比べてみると非常に勿体無い事したと思う。。。

●逆光と黒潰れ

 コチラの写真は空が白飛びしています。朝のうちに撮影した物で、朝陽が非常に眩しかったですが、ここも適正露出を押さえていればもっと違う写り方になったと思う。イメージとしては空の青さが写って、街ももう少しコントラストがあったと思う。勿体無い事した~。。。

◆カラーリバーサル『フィルム』

 ここで公開している作例はあくまでプリント(データ化)した物。現代でもよく現像という言葉を使って写真を仕上げるが、RAWデータをJPEGなどにして誰でも見れるようにする事を通称現像と呼ぶ。デジタルで言う所のRAWデータは展開前のフィルムに当たる部分で、光に透かすなどして見える化した状態を現像と言う。そして現像されたフィルムを使って写真としてプリントする訳だ。

 普段使っているカラーネガフィルムは、現像されたフィルムその物は透かすと白黒でしか見れないが、プリントの時にカラーにする。詳しい仕組みは割愛するw。

●現像されたリバーサルフィルム

 そうなんです。現像されたフィルムの時点で既にカラーなんです!だから色再現が強いんですね!。こうやって見るとホント綺麗ですね^^。

 プリントだけじゃない、フィルムとして写真を残す事の意味を考える。日進月歩急速に進化するデジタルが当たり前の今、色んな事を考えさせられますね。。。

◆カラーリバーサルフィルムの撮影コスト

 記事の冒頭でもお話した通り、このフィルムはなかなかにお金がかかります^^;実際にいくらかかったのか改めて見てみました。

  • 富士フイルムプロビア100F  ー1,600円
  • 預かり現像         ー1,076円
  • プリント(データ化)    ー1,870円(6枚)  

 合計4,546円。実際に自分が現像をお願いしたプリントショップでの金額です。データ化の金額にはビックリしました^^;なんと1枚あたり300円以上…!。このフィルムは34枚撮りなので全部データ化するとなんと10,200円…!?しかもプリントショップによっては綺麗にプリントできるとは限らない…。

 今はデジタルでいくらでも好きなだけ撮れるし撮り直せるし、自分一人で綺麗に仕上げられる。なんて良い時代なのでしょう。

 この撮影ではまだデータ化していないフィルムもあるので(お小遣い的にムリだった)、いずれ金銭的な余裕が出来たら他の出来が良さそうなフィルムもデータ化に掛けてみようと思います。

妙高山

枝折峠

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