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2021-02-21

道の駅『ながおか花火館』へ夫婦でドライブ

 少し前からローカルテレビで放送されていた長岡市の新しい道の駅『ながおか花火館』へ行ってみたいと妻が言っていたのを思い出し、少し落ち着いたから気分転換の為にもチョット足を伸ばしてみようかなと思い出かけてみた。

道の駅「ながおか花火館」 (nagaoka-hanabikan.niigata.jp) ←ながおか花火館のHP。駐車場のライブカメラも設置されていて、リアルタイムで混雑状況が見える化されているのは非常にありがたい!。大きな施設ではないので、駐車場の状況を見ながら行くタイミングを計れる!

 ちゃんと出かけたの初詣以来だな。

◆ながおか花火の歴史を伝えながら、新潟をPRする新施設

 道の駅と言うと、広い駐車場があって、飲食コーナーがあって、道路情報が分かって、売店があって、トイレがある、ついでにお土産が買えるってのがこれまでの在り方だった。大抵の道の駅ではトイレと売店があれば上出来で、飲食コーナーがあったら結構な施設だった。ですが最近は直売所が併設されたり、地域のPRイベントが開催されたり、飲食コーナーがあるのは最早当たり前。地方の国道沿いにポツンとどデカい道の駅があるのも割と当たり前になってきた。

 この道の駅は長岡花火の歴史を伝えるミュージアムも併設されていて、ドライブがてらに立ち寄る道の駅と言うよりは、ここを目指してもいいくらいの充実ぶりだ。

 ながおか花火館がオープンしたのは令和2年9月18日の事、まだ半年も経っていない出来たてほやほや。オープンは一応予定通りの運びだったらしいが、そんな記念すべき年に長岡花火大会は戦後初の中止を余儀なくされてしまった

ながおか花火館外観
F3.5 SS1/1600 ISO-100 0EV RicohGRⅢ

 『ながおか花火館』に到着した。天気も悪く人はまばらで入り易かった!新築で綺麗な建物だ!それだけでも筋金入りの田舎モンの時分はテンションが上がってしまうw

長岡市ご当地マンホール
F5 SS1/400 ISO-200 0EV RicohGRⅢ スクウェア

 ご当地マンホールの中でも更に施設オリジナルのマンホール。ナッちゃん可愛いね♪

●一番の見所はドームシアター

 併設されているミュージアムには、長岡花火の迫力をいつでも味わえるドームシアターがあって、プラネタリウムみたいに座席をリクライニングしながら長岡花火そのものを体感する事が出来る。これがまたなかなかの迫力!当然撮影は禁止なのでここで伝える事は出来ないですWw。上映時間は30分、『平原綾香のジュピターも流れるフェニックス大花火』『正三尺玉』もガッツリ楽しめますので是非現地で!

ながおか花火館花火を表現した刺繍
F2.8 SS1/50 ISO-200 -0.7EV RicohGRⅢ

 シアターを出るとすぐに刺繍芸術品が展示されていた。詳細が分かる物は見つからなかったが、空襲で犠牲になった方への長岡花火に込められた願いと、決して消える事無くここに在るという故郷を思う気持ちが伝わってくる作品だった。

●長岡花火の歴史を伝える博物館

ながおか花火館シアター
F2.8 SS1/40 ISO-500 -1EV RicohGRⅢ

 長岡花火の歴史や資料を展示している小規模ながら充実したミュージアム。入場は無料で、ドームシアターはここの二階に在る。シアターの入場料金は大人600円だ。

 入場するとまず目に飛び込んでくるこの巨大なスクリーン。写真で伝える長岡花火の風景が綺麗で見入ってしまう。手前にある椅子に座って暫く眺めていた。『あぁ…自分の写真なんて、伝えたい事もよく分からない雑な物だったんだなぁ…』なんつってw

ながおか花火館シアター
F2.8 SS1/40 ISO-2500 0EV RicohGRⅢ

 反対側に回ると何やら花火が上がっている。なんとこれ、人の動きに反応して花火が上がるスクリーンなんです。子供たちが楽しそうに次々と花火を上げていた。そんな子供たちに混ざって自分も行こうとしたんですが、さすがに中年夫婦にこの空気に混ざる勇気は無かったですWw。

●レプリカの展示で伝わる職人達の情熱

ながおか花火館三尺玉模型
F2.8 SS1/50 ISO-200 -0.3EV RicohGRⅢ

 写真でこのサイズ感が伝わらないのが残念なくらいデカい…。いや、自分の伝える技術の未熟さ故か。

 外径90㎝、重さ300kg、この玉を空に打ち上げる為に使用する打ち上げ火薬量はなんと80kgとの事。火薬の威力なんてなかなか分かりにくいと思いますが、狩猟用ショットガンに使用する散弾に詰められている火薬量は6.2g以下。弾丸の種類によって変わりはするものの、絶大な殺傷力を持たせる事が出来る火薬量の更に12903倍の量という事になる。もっと分かりにくかったかな^^;

ながおか花火館打ち上げ大筒模型
F2.8 SS1/125 ISO-200 -1EV RicohGRⅢ

 その正三尺玉を打ち上げる為の筒。これまたサイズ感が伝わりにくくなってしまったが、下手な木の幹よりも太い。これの打ち上げを間近で見る事は無いが、花火に込めた魂が伝わってくる。

ながおか花火館打ち上げ筒模型
F2.8 SS1/40 ISO-320 -0.3EV RicohGRⅢ

 その他小規模の打ち上げの使われる筒も展示されていた。スターマインみたいに連発するタイプの打ち上げには、こんな筒が沢山使われてるのをテレビで見た事がある。

ながおか花火館花火模型
F2.8 SS1/40 ISO-200 -0.3EV RicohGRⅢ

 ニコちゃんマークって言うとなんだかオッサンみたい(いやオッサン)だけどなんて言ったら良いか分からないのでニコちゃんw。花火の形はそのままその形で作るんですね。綺麗に開くかが職人のウデの見せ所のようです。

●長岡花火に込められた願い

F2.8 SS1/40 ISO-1250 -0.7EV RicohGRⅢ

 夜空に打ちあがる華やかで煌びやかな花火。日本の夏の風物詩。そんな花火には、打ち上げている人達の願いが込められている。長岡花火の始まりは第二次世界大戦末期に、米軍機による無差別絨毯爆撃で犠牲になった方達への慰霊の願いが始まりだったそうな。遠い空へいってしまった家族や友人、大切な人へ思いを届けたかった。どんなにネットが発達したって、それだけはきっと叶わない。

 悲しい思いと向き合って歴史を紡いできたのかな。そんな長岡花火は現在、日本三大花火として数えられるまでになっている。

F2.8 SS1/40 ISO-800 0EV RicohGRⅢ

◆道の駅は観光施設、飲食もお土産も充実

 昔は道の駅なんて道すがら適当に立ち寄るような所だったのに、今はわざわざ行ってしまうような充実した造りになっている。道の駅でドームシアターって冷静に考えたら凄いですよね^^;増えてくると段々感覚がマヒしてきますが、道の駅の役割は休憩と情報提供が主軸なんで、その部分のボリュームがハンパじゃなく増えてきたって事だと思います。

ながおか花火館おみやげ
F2.8 SS1/1000 ISO-200 0EV RicohGRⅢ

 お土産コーナーは結構広い。長岡だけじゃなく、新潟中の名産品のPRも兼ねている。妻が関わっているお土産もあったのがビックリだったWw。折角なんで長岡に所縁のあるお土産が良いなと思い、山古志村名物の神楽南蛮味噌をチョイスした^^。山古志村は中越沖地震で甚大な被害を受けた地域。近い内に訪れたいとも思っていた。

ながおか花火館おみやげ
F2.8 SS1/40 ISO-320 +0.3EV RicohGRⅢ 

 長岡市に蔵元を持つ吉野川の商品。キレーですね~^^目でも楽しめるお酒なんて素敵じゃないですか。妻も関連商品を購入していきました。

 新潟中の特産品が所狭しと並んで、改めて新潟は『食に恵まれた地域』なんだなと再確認しました。一か所にこれだけ集まっている場所もなかなか無いので、是非新しい発見をしてほしいです!

 ながおか花火館を出てからも、寺泊や佐潟などに寄り道しながら帰りました。生き慣れた所も初めて行く所も、まだまだ発見が多いなと感じるドライブでした。

ながおか花火館外観
F5 SS1/400 ISO-200 0EV RicohGRⅢ

道の駅『ながおか花火館』

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