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2021-03-11

実はよく分かっていない、『光を撮る』とはどう言う事だろうか?

 よく写真の教則本とか雑誌とか、有名なフォトブロガーさんとかの記事を読んでいると『光を意識するだけで写真が上手くなる!』って話が超高確率で出てくる。英語でphotographyは『光を撮る』という意味になるとか。

 実はこの光を撮ると言う話、自分の中でいまいちピンと来ていないと言うか、自分の中の写真感とは違うものに感じているんです。理屈はなんとなく理解できるのですが、『光を撮るってつまりどういう事…?』を意識しながらブラブラ撮り歩いてみた。

 結果的にいつもの写真とそんなに大きく違わない物になったかも知れないが、意識してやるのとではこんなにも違うのかと改めて勉強できた^^。

◆光の形は千差万別

 光とは、射したり入ったり、広がったり反射したり、それはそれは様々な形をしている。改めて意識して探してみるとなかなかに面白かった。

F9 SS1/1600 ISO-100 0EV 50㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA APO50-500

 新潟市中央区鳥屋野潟公園。まだ桜の季節には程遠い頃だが、この日は運良く天候に恵まれて、今日のテーマには丁度良い日になった。

 この一枚はモロに逆光を受けて愚直に光を撮った一枚。桜の木々枝が画面いっぱいに広がった所に逆光を受けてシルエットみたいになっている。

●モノクロ写真は光を表現しやすい

F5 SS1/400 ISO-100 0EV RicohGRⅢ ハードモノトーン

 GRⅢで撮った一枚。逆光位置を更にモノクロにして撮ってみた。コントラストと光の差し込みが強調されてなんとなく光を撮るって事の意味が分かったような気がする。ベンチや木々の伸びる影が光の角度を表してくれるし、モノクロにする事で明るい所が強調されて光が伝わるような一枚になったと思う。

●順光位置から光の当たった所を見てみる

 逆光は光源に対して正面切って撮影を行うのに対して、順光は後ろの方から自分の前方に向かって光が照らしてくれる状態。

F5.6 SS1/125 ISO-100 0EV 140㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA APO50-500

 池の畔にカラフルな一角を見つけた。薄っすら水が張っていて、なんだか季節を色々落としたような場所。

 後ろからまだ朝の低い角度の陽光が差し込んでいて非常にキレイだったのだが、もっと別の撮り方すれば良かったかな^^;。先ほどの逆光と違ってコチラは角が無く同じ陽光なのに柔らかく表現できている。

 と、偉そうになんやかんや言ってみたものの、SNSのキラキラクリエイターさんと比べりゃ非常に見てられないのではと思う^^;

◆屋内にある光

 光を探すと言って天気の良い公園を歩いてみながらふと思ったんだけど、『屋内の光はどうなんだろ?』って事で、チョット趣向を変えてみた。

F2.8 SS1/40 ISO-125 -1EV RicohGRⅢ

 お馴染みの新潟日報メディアシップの展望室にあるスペースの床に照らされたカーペット。暖色系の光で柔らかい感じがチョット良いなと思って撮ってみたけど、なんかパッとしないw。こういうのも光を撮るって考え方で良いと思う。

 こういう視点を持って、思い立った時にどんな形でもいいから試しておくと、後々何かの形でもっとセンスの良い物ができるかも知れない。

F5.6 SS1/400 ISO-200 0EV RicohGRⅢ

 窓の外は眩しいくらいの良い天気。ガラス張りの展望室は暑いくらいだった。まだ午前中で人も疎らで、床面に反射したガラスの向こうの空が、無機質ながらも印象的だった。

 コレはきっと、もっと太陽が角度があったら光の差し込み方が違って別の印象を与えたかも知れないし、ガラスの向こうに夕焼けが広がっているとアーバントワイライトみたいになってカッコイイかも知れない。

●屋内の光は足元に集中しがち、もっと広い視野で

F4.5 SS1/250 ISO-100 0EV RicohGRⅢ モノトーン

 撮った写真を帰宅して現像していると、特に屋内で撮った写真はどうしても足元に集中し過ぎている事に気が付いた。光が当たっている所が殆どの場合床面だからそんなものかなとは思いつつも、もっとしっかり視野を広げれば良かったと反省。どうしても屋外と比べて狭い範囲なので仕方ないとは思うが、そこを柔軟に視点を変えていければ良くなる気がする。

◆仕上がりイメージを変えて作品を意識してみる

 ここまでモノクロでの撮影はしたのだが、他の仕上がりイメージは試していなかった。普段からそんなにいろんな仕上がりイメージを使用している訳ではないが、良く使うRicoh-GRⅢの『クロスプロセス』で撮ってみた。

F7.1 SS1/3200 ISO-200 -0.7EV RicohGRⅢ クロスプロセス

 街路樹の向こうから差し込んでくる陽光。クロスプロセスは結構お気に入りでよく使う仕上がりイメージだ。レトロ感を持った記憶の中の像と言う感じで、本当はポートレートなんかに当てると良い雰囲気に仕上がると思うんだけど、自分はポトレは縁が無いので出来ませんわ~。

F5.6 SS1/1000 ISO-200 0EV RicohGRⅢ クロスプロセス

 荒めの駐輪場を切り取った一枚。上から差し込む光と、その光が伸ばす影を意識して、尚且つCDのジャケ写をイメージして撮ってみた。コレを撮っていた時間帯は雲がかかったりして、太陽光が遮られたりもした。陽が射すタイミングを計りながらシャッターを切る事でちゃんと光を意識して撮れたのではと思う。

●結局逆光頼み…逆光は分かり易く光を撮れる

F6.3 SS1/2500 ISO-200 0EV RicohGRⅢ クロスプロセス

 ここまで色々考察しながら光を撮る事を意識してシャッターを切ってみたが、『ズバリこれだ!』って言える一枚が自分の中に落とせなかった。勿論表現の幅は広いので答えは様々だろうが、自分で納得がいかないのは何か自分の無意識の中に実現したいイメージがあるのでは?と、感じる。

 とても綺麗な写真を撮られる方が『逆光の方がドラマがある』と仰っていたのをよく覚えている。確かに、もし良い光に恵まれたらまず逆光で撮ってみるのが良いと思う。自然界でも都会でも、逆光で撮れば自分みたいなカメラマンでもそれっぽい写真が撮れる^^;。

 最近はホント綺麗でエモい写真を撮る若い方が、更にキレイなブログやSNSをやっているのを見ると、自分の様なオサーンではチョット気持ち悪いのではとさえ思ってしまいますわWw。

 まだまだ修行が足りない部分も多いけど、自分の人生をちゃんと生きながら、残せる何かを目指してこれからもシャッター切っていきたいです。

新潟市中央区

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