近頃なんだか忙しくて写真を楽しむ時間が少なくなっていました^^;。それでも写真撮ったり山菜採ったりは生活の一部ですからね!時間ができたら行かなくちゃ!ってなワケですっかり夏の装いになった山へ、山椒採りに行ってきました^^。
山椒(サンショウ)
ミカン科サンショウ属の低木。ジャパニーズペッパーなんて言ったりもするそうです。以外にもミカンの仲間で、確かに葉を揉むと柑橘系の爽やかな良い香りがします。新芽、新しい果実、熟した果実と利用できる部分が多く、古くは虫下しなどの民間療法に用いられてきました。ホームセンターなんかでも苗木を購入する事ができるので、自宅での栽培が可能な山菜です。
今回も山菜採りの様子を動画に収めました。流石に春の山菜採りと違って藪の中を漕いで進んでいくようになりますね^^;。他にもワラビやヤマウドの脇芽など、それなりに品目も揃いました。
◆今回の山椒は『実山椒』◆
つい先日まで新緑の季節だったのに、山の中はもうすっかり濃緑の季節ですよ。ここのところ時が過ぎるのが早く感じます。
さてはて、早速探索してまいりますか^^。
●鮮やかな緑が目に嬉しい
春の山菜採りの時に偶然発見した山椒の木です。栽培が盛んな山椒ですが、自生地が減っていて天然物は結構貴重だったりもします。
こんな風に小さな枝の先にポチポチとBB弾くらいの実が付いています。ちょっと弄っただけでもホント良い香り!写真や動画では伝わらない、一番伝えたい部分ですよ^^。金柑のような爽やかな柑橘系の香りです。
●少々旬が過ぎても使える葉山椒
山椒の葉は春先の新芽の時期に利用するのが主なタイミングですが、実山椒の時期でも枝先の柔らかい葉ならまだまだ十分食せます^^。肉料理に添えるのがおススメです。
山椒の葉は、葉の真ん中に白い模様が入っているのが特徴で、個人的にはこの白い模様が良く出ている、枝の柔らかい物が葉山椒として上質だと思います^^。
今回の山椒採りは既にどこにあるのか、それくらい採れるのか分かっている状態で訪れましたので、ある意味では予定通りの収穫となりました。
◆勿論、今回も森の奥へ◆
いつも山菜採りなどで山に入ると、探索がてら森の奥に入るのが定番ですが、今回も勿論少々奥へと足を運びます。この好奇心が山菜採り中の遭難に繋がるのですが、そこはきちんと対策を講じての進行なので十分に注意して進みます^^。
●暗い森、木漏れ日の中静かに
この周辺には山椒の自生株がチラホラありました^^。薄暗い所でも、木漏れ日を浴びて鮮やかな緑色を発色していました。
鬱蒼とした森の奥で割れたクルミの殻を見つけました。リスなんかが食べた跡だと、殻の真ん中に穴が開いているのですぐに分かるのですが、この殻は綺麗に割れて齧った後もありませんでした。雨風に晒されて自然に開いたのかな?。
大きなコシアブラの倒木を見つけました。沢山の葉が開いていますが、これは別のコシアブラの若木を巻き込んで倒れてしまっていたのです。なんとなく気まぐれですが、どかしてきました^^;。
◆他の山菜も◆
山菜の超ド定番ワラビ!。実は春先だけでなく、2陣、3陣が、所によって七月の中頃まで採集できるのです。春先の物と違って少々硬くなりやすいですが、良い所を見つければ十分美味しく食べられますよ^^。
●野イチゴを見つけた!
何やらすっごい足に絡んでくるトゲトゲの草が生えている…と、思ったら野イチゴじゃありませんか!しかもかなり広範囲に枝葉を伸ばしている!
時期がまだ早かったようで、採集には至りませんでしたが、実はまともに採った事が無かったので、今後の楽しみにしたいです^^。
●すっかり塔が立ったウルイ
林道の法面にウルイ(オオバギボウシ)が咲いていました。こんな所からも出てくるとは。。。この時期山菜目当てで山に入る事が少なかったので、ウルイの花を久しぶりに見ました。改めてじっくり見てみると、白い小さな花が咲いている様子が可愛らしいですね^^。ウルイって呼び名もなんだか可愛らしく聞こえてきました。
◆天然の実山椒を贅沢にオリーブオイル漬けに◆
案外沢山採れた^^。ワラビにヤマウドに葉山椒に実山椒、実に贅沢です!。
実山椒を一粒一粒枝から取って、さっと茹でこぼしたら粗熱を取ってオリーブオイルに浸す。これでピリリと痺れる辛さの調味料の出来上がりです^^。コレを使ったちりめん山椒なんかが人気らしいですね。
改めて山の恵みに感謝する日々です。良い景色に良い食材、良き友に良き時間も、同じように山から頂きました。
表現力がイマイチな自分ですが、もっと伝えられるように自分を磨いていきたいと思います。この山椒はそんな自分の気付けにとても良いですw。
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