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2022-01-04

年末の寺泊魚市場でスナップ撮影について考えながら写真を撮る

 年末年始のご馳走調達と言ったら魚市場、魚市場と言ったら年末年始のご馳走調達ですね。我が家でも毎年ズワイガニや酸っぱいタコ、味付けの貝や蒸しあん肝、コハダやサバの酢〆なんかを買って年末年始を過ごしています。

 年の瀬も迫った市場は沢山の人が行き交ってとてもに賑やかな光景です。活気あるこの風景をテーマにしてスナップ撮影している写真家の方は多いですね。以前から挑戦したいと思っていた市場風景のスナップ写真、音や匂いや暑さ寒さみたいなものが伝わるような写真はどうすれば撮れるのか…みたいな事を意識して買い物ついでに撮影に挑んでみました。

目次

◆直感でシャッターを切るスナップ写真

 風景写真とかと違って、秒で見つけて秒で撮るみたいな撮影をする感じなのがスナップ撮影ですが、さすがに何も考えずに適当に見つけて撮り散らかしてもなかなか良い写真は撮れないです。

 一応自分なりに例えば『店の外側の風景』、『店の内側の風景』、『そこに並んでいる魚たちの風景』、『それが売れていく瞬間』みたいにいくつかに分けて、それぞれの場所ではどんな瞬間があるだろうかとやんわりイメージしながらコンデジのGR3をポケットにスタンバイします。

●店の外側で直感に任せて撮る

 F4.5 SS1/320 ISO-200 0EV RicohGR3

 どこまでも何気ない風景ですが、スナップ写真と言ったらこの感じのイメージがあります。こんな写真でも例えば20年後とか、30年後とかに見たら、ひょっとしたら涙が出るほど懐かしい風景になっているかもしれない。ガッチガチに予定を組んだ撮影と違ってスナップには、そんなスナップならではの醍醐味があります。

F3.2 SS1/125 ISO-200 0EV RicohGR3

 あん肝を買ってお店を出た時の一枚。お客さんとお店の方が何やら楽しそうに師走の会話をしながら購入したカニの支度をしている。師走の市場らしい光景と言えます。

 このような魚市場でカニや一本物の魚を購入するのはかつては爺ちゃん父ちゃんが多かったのですが、近頃は大学生くらいの若い方も多く見かけるようになりました。近頃はネットの進歩のお陰で一本物の魚を自分で捌いてちゃんと料理をしてみたいと言う方が増えたようです。捌き方も動画で何度も繰り返し見た方がよく覚えると思います。

F3.2 SS1/160 ISO-200 0EV RicohGR3

 寺泊名物の番屋汁。カニを出汁や具に使ったなんとも贅沢な味噌汁。正月には朝早く来たお客さん限定で無料サービスをやっていたことなんかもありました。

 寺泊魚市場って基本『外』なので冬はメチャクチャ寒いんですよね^^;。その空気感がまた良かったりもするんですが、そんな寒い中ですする番屋汁や頬張る浜焼きがまた美味いのです。

●店先の風景もまた良くて

F2.8 SS1/100 ISO-200 0EV RicohGR3

 それぞれのお店に浜焼きのコーナーがあって、串物や揚げ物沢山並んで見ているだけでもワクワクしますが、今回訪れた角上魚類さんではカニの甲羅焼きも販売していました。注文すると目の前で焼きながらガストーチでしっかり炙ってくれてなんとも香ばしい一品です。

F3.2 SS1/125 ISO-100 0EV RicohGR3

 はてさて家族から欲しい浜焼きのリクエストがあったので持ち帰りで購入します。その他に小腹が空いたのでちょっとつまみ食い。

 魚市場通りの中央辺りに屋根付きの休憩場所があります。雨風が凌げますね。その他にも店内にコンパネを敷いただけではありますが、ちょっと座って食べられるような場所があります。買い物の合間に休憩ついでにつまみ食い。

 個人的におススメなのが貝類の串物とカニのから揚げ、あとサバ(一本物)の串焼きです。イカキムチのから揚げがあるのですが、これも好きなんですがなんせ非常に辛くてですね(汗)少しでも辛いのが苦手な方にはおススメできませんw^^;でも辛ウマです!。

F2.8 SS1/125 ISO-200 0EV RicohGR3

 妻の買い物待ちの時にふと後ろにめをやるとこれはこれは。これも新潟県の食を代表する塩引き鮭です。県北の村上市の上品は皇室献上もされた程です。一本物がぶら下がっていると迫力がありますね。包丁などで薄くスライスして、トースターなんかで手軽に焼いて食べるのが我が家の正月スタイルです。これがまた塩味にパンチがあって美味いんですよ。

●市場と言ったら魚が並ぶ風景

 いろんな種類の魚が箱売りされています。小ぶりですがどれも美味しいですし、大きくなればどれもとっても高い値段が付く高級魚ばかりです。

 この手の魚は定置網などでまとめて水揚げされるもので、それぞれ単品ではなかなか値段が付かなったり需要が無かったりするのですが、煮たり焼いたりなど簡単な調理で美味しく超沢山食べられるので実は結構お買い得なんです。

 箱売り物は基本的に獲れたら出されるので、何が並ぶかは誰も全く分かりません。そんな一期一会のロマンある出会いが、箱売り物なんです。

F2.8 SS1/100 ISO-100 0EV RicohGR3

 正月の寺泊と言ったらやっぱりカニですね。どこの店でもズラッと並べている様はなかなかに圧巻です。ここ数年は新潟市中央区にある『ピア万代』の魚市場もイメージが定着してきて賑わいを見せていますが、御覧の通りここではズワイガニがとても安いのです。特に我が家のようなボンビーは毎年この500円ガニがめちゃくちゃ重宝しています。レギュラーな一杯の値段で三杯とか、秀品クラスのカニと比べりゃ六杯とか…ビックリ価格ですよ。

F3.5 SS1/200 ISO-200 0EV RicohGR3

 安いカニは特に長い列がしばしば発生します。そんな大渋滞に並びながら一枚。まさにお買い上げの瞬間です。世の中もう何十年も不景気のままですが、年の瀬くらいは景気よく行きたいですね。

◆スナップ写真について気を付けている事や思う事

 ここまではいつもの『スナップ写真しましたよ~♪』的な記事なのですが、今回はちょっと自分なりに思う事を綴ってみようと思います。

●一歩間違えれば盗撮になる

 少し前に炎上した大手カメラメーカーのPV。ストリートスナップをテーマに新機種のプロモーション映像が流されましたが、その撮影の様子に問題があると大炎上。自分はその事について何か言う事は当然無いのですが、改めて要領の難しさを思い知らされました。

 これとはまた違う問題と言いますか、ポケモンゴーが流行り始めた当初、スマホに表示されるARの画面にポケモンが現れるとそれをスナップする事ができる機能が付いていたのですが、特に何も考えずにポケモンを撮ったらスマホの先に居た一般通行人に『今写真撮っただろ!』と言われトラブルになり、最終的に暴行事件に発展したものまでありました。

 自分も愛用しているGR3をポケットに入れて、『あ、コレいい!』ってな具合で閃きのまま撮る事はよくあります。その時に一番注意しているのがやはり、トラブルに繋がらないようにという事です。特に人物に関しては顔がよく分からないように撮るように意識しています。

 写真の中に写っている自分の肖像権を主張して撮影者を相手取って争った裁判が過去にあったようですが、その話では確か『観光地などでは人が居るのは当然で、特段その人物に焦点を当てて撮影されたものではない事が明白であるから肖像権の侵害にはあたらない』といった具合の判決で撮影者は肖像権の侵害を咎められる事は無かったとされたそうです。おそらくですが、その写真が何か収入など撮影者の利益に繋がる一枚だったのかもしれません。

 法律は『これが黒でこれが白(或いはそれ以外は黒or白)』のようになっていますが、実態は特に軽微な部分で『一応ダメだがいちいち騒ぐ事じゃない』と言った具合でグレーになっている事って結構多いです。例えば時速4K/mhの速度違反など、事柄が小さくなる程判別の是非が付きにくいという事もあるでしょう。各々事情もあるでしょうからある程度は個人のモラルに任せて円滑に社会生活を行いましょうというこれを『許容範囲』と呼んだりします。

 これからも自由でいる為にも自身で判別の是非を養いながら活動したいです。でないとどんどん生きづらい世の中になっていく一方ですから。

●構図や視点はワンパターンになりがち

 スナップ写真ってポケットからサッと取り出して、自分が今現在その被写体を見てる視点からそのまま撮影する事が多いと思いますが、それだとどうしても撮れた写真がワンパターンになりがちなんですよね^^;。そりゃたまにスクワットよろしくサッとしゃがんでみたり、予めヤマ張って変わった構図を準備したりすることはあるのですが、立って視点だけ動かした状態の写真が殆どになってしまいますね(汗)。

 歩きながら風景を見て頭の中で『こんな写真がとれたらな~』みたいに被写体を見つけてもいないのに『いかにも良さそうな構図を頭の中で先に決めている』事が自分はよくあります。それでは自然体の写真が撮れないし、構図がワンパターンになるんだよ~(汗)って事は分かってはいるのですが、そこは単純に修業が足らないということで^^;。

 スナップについて色々勉強してみると、皆さん必ずしも反射的に撮影しているとは限らないみたいですね。スナップ撮影もズバリって定義があると言うよりは、撮影者それぞれの解釈みたいな感じでそう呼んでいるように感じます。確かにその部分を理屈で固めてもしょうがないと言いますか、こういうカルチャーが持っている常識のようなものって時代によって随分変化してしまうので、あまり拘る意味は無さそうに感じます。

●続けていくために

 趣味だから自分の好きなように、あまり難しく考えずにやっても別に誰も何も言わないのですが、ある程度向上心を持って思慮を繰り返して行く事で『何かしらの自分自身の成長』に繋がると思っています。タモリさんが『仕事じゃない!遊びなんだから真剣にやれ!』って名言を残されていますが、『遊び』は『仕事』より重要度が低いと社会では言われますが、そんな重要度が低い事さえ真剣に事をこなせない人間は仕事をさせてもその程度だ…みたい事なのかなと自分では思います。

 自分にはプロになれるようなセンスや才能はありません。それは写真に限った事ではありません。射撃もそこそこ、農業もそこそこ、釣りはそれなりに、山登りは近場程度、ブログは……ってな具合であまり人生にそれを活かせるほどではありません。現にこの記事を書いているこの時はリストラを食らって無職同然の非正規労働者ですしw^^;

 それでも自分の活動の一端を写真という形で残す事で、『自分自身を確かめる』要素になっているのです。そしてそれが時々誰かの役に立つ事があって、その瞬間は『あぁ…続けて良かったな』と思います。

 今は2022年が始まったばかりです。ぼちぼちやってまいります^^。

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