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2020-04-10

春の庭でPENTAX K-1をいじる。設定とかジャンクレンズとかクロップとか

 今年は超小雪、超暖冬でかなり春が早く来た感じだ。花の咲き始めもやっぱり早い。冬の枯れた景色も良いが、やっぱり色とりどりの花々が咲く風景が一番写真の撮り甲斐がある。そんなワケで、PENTAX K-1の仕上がりイメージの再調整やら、ジャンク品で購入したレンズやらのテストも兼ねて庭で適当にシャッターを切ってみた。

クロップ機能の『スクウェア』で撮影してみる

F7.1 SS1/400 ISO-200 +0.7補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 フキノトウはすっかり『塔』が立ってしまっていた。そう言えば今年はあんまり食していなかったな。

 K-1にはカメラ側で設定する『クロップ』と言う機能がある。要するにトリミングなのだが、撮影と同時にアスペクト比に合わせてトリミングをかけてくれるので、チョットいつもと違う作風にしたい時なんかは結構便利だ。上のフキノトウの写真はクロップ機能の『スクウェア』で撮影した物。標準的なワイド写真よりも、被写体をグッと引き立ててくれる。

F8 SS1/250 ISO-100 +0.7補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 我が家にとって菜の花は、『冬菜』として収穫する食糧だ。黄色い花が目にも鮮やかで観賞するのも悪くない。ジャンク品のレンズにはこの鮮やかなビタミンカラーはちとキツイようだ。仕上がりイメージの『彩度』の部分を上げ下げしたが、やっぱり肉眼と比べて違和感があるように感じる。最近のDFAレンズとかならやっぱり自然に撮れているみたいなので、20年以上前のジャンクレンズならこの辺が限界という事か。

F9 SS1/500 ISO-200 +1補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 梅の花も咲いていた。梅は桜よりも早く咲くので、春の訪れを真っ先に知らせてくれるのは梅の木かも知れない。

 このレンズ、ちょうど良いレンズフードが見つからなかったのでそのまま使っているが、それを抜きにしてもすこぶる逆光に弱い。今どきレンズならコーティングなどで光がふやけないようになっているが、さすがに現代型フルサイズデジ一眼にはキツかったか。

 でも露出補正をプラスにして、光を喰らう角度に気を付ければ、結構解像度も悪くないし案外いい味出しているかも。

F9 SS1/250 ISO-200 +0.7補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 順光の向きなら最新のレンズにも負けない描写力だと思う。このレンズは550円で購入したのだが、こうなってくると最新のレンズは欲しいと思うが、ひとまずコレで満足してしまうなぁ。

 花の撮影だから露出補正をプラスにして撮っているのだが、なんだか結局写りが暗いように思う。これもレンズの影響か?

F8 SS1/320 ISO-200 +0.7補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 これはソラマメの花。多分見た事ある人はかなり少ないと思う。ソラマメ自体は新潟では流通するのが大体7月の頭頃なので、今時期にもう花を付けているなんて思わないかも知れない。

 撮影モードは常に『絞り優先モード』、仕上がりイメージは『ナチュラル』、そこに彩度を一つ上げたり、ハイライト補正を上げたり下げたり、シャープネスはとりあえずMAXにしている。

F7.1 SS1/250 ISO-200 +0.7補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 スイセンの花。横からの斜陽に照らされて綺麗に写ってくれた。絞りは『そのレンズがこの焦点距離で画質が良くなる値』を意識して調整している。ボケ味の硬い柔らかいはそのレンズの持ち味なので、あまり気にしていない。解放の大きい単焦点なんかはボケが綺麗だから、花の写真なんか撮っているとやっぱり欲しくなる。

F7.1 SS1/60 ISO-200 +0.7補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 日陰に咲いていたスイセンの仲間(名前は分からない)。完全に日陰だが、思い切って手持ちのままプラス補正で撮影してみた。意外とシャッタースピードも落ちなくて、手振れしなくて済んだ。花は走って逃げたりしないので、どんな設定で撮れば綺麗に写るのか色々試しながら撮ると良いのかも。

仕上がりイメージ『モノクロ』もいじってみる

 仕上がりイメージは基本的にどのモードもある程度の範囲で好みに合わせて調整できる。勿論、モノクロもいじれる。

F5.6 SS1/500 ISO-100 0補正 68㎜ PENTAX K-1 FA-35-80

 コントラストやシャドーの部分を強調して影を強く表現してみた。なんちゃってハードモノクロームみたいでカッコよくなったと思う。モノクロでの撮影は色合いとかあまり意識しなくて良いので、細かい事は気にしないで『光の向き』だけで撮ってみると新しい発見があるので面白い。

F5.6 SS1/250 ISO-100 +0.7補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 スクウェアで切り取るとちょっと作品感が出て、なんだか自分がクリエイターになったように錯覚してしまう。

 モノクロ写真で撮っても見る人によっては、何と言うか『色が見える』と思っている。知っている花なら、モノクロで撮ってもその花の色が脳内補正の力で見えてくるというか。写真を通して、何かメッセージを飛ばしたいと強く思うのなら、モノクロを極めると良いのかも知れない。

彩度マシマシ、現像ソフトで色を鮮やかにしてみた

 PENTAX K-1はRAWで撮影した写真も『カメラ内現像』と言う形でJPEG化できる。一般的にはPCでライトルームなどのソフトを使って現像やレタッチ処理をする人が大半だと思う。自分も『フォトディレクター』と言うソフトを使って現像やレタッチ処理をしている。今回は庭で撮った写真を『彩度を上げて』現像してみた。

F5.6 SS1/640 ISO-200 +1補正 68㎜ PENTAX K-1 FA35-80 APS-Cクロップ

 庭で咲いている桃の花。不自然にならないように彩度を上げてみた。桜に負けない鮮やかな桃色の花が強調されたと思う。露出補正もプラスにしているので、明るく華やかな仕上がりになった。

F5.6 SS1/500 ISO-200 +0.3補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 雲が過ぎて、良い角度から太陽が射してくれた。緑色の小さな葉が出始めていたので、それも込みの色合いを表現するために彩度を上げてみた。背景も綺麗にボケるので、良い仕上がりになった。

F5.6 SS1/400 ISO-200 +1補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 黄色と緑の菜の花にも再度マシマシ、少しコントラストも聞かせてみたらポップな色の中にもグッと力が入った印象になった。

 彩度を上げる時に気を付けなければいけないのが、やっぱり『上げ過ぎ』だ。必要以上に彩度を上げると色がぶっ飛んで凄い事になる。ただ、『それも表現の一つ』と考える事もできるので、色々試すのも面白いのではと思う。

F5.6 SS1/500 ISO-200 +1補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 コレなんの木だったかな…梅の仲間だと思うけど、チョット分からないw白い花を沢山付けるので、遠目には結構華やかな木だ。青空を背景にすれば花が白でも映えるのだが、残念ながら雲がかかってしまった。多少彩度を上げて花弁や若葉を強調してみたが、やはり青空が欲しい所だ。

動く被写体の為の設定を考える

F8 SS1/200 ISO-800 -0.7補正 500㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 我が家の隣の我が家の田んぼにキジがやってきた。慌てて望遠レンズを換装する。慌てて…と、言ってもバタバタ騒いだら逃げてしまうので、見失わないように、尚且つ騒がしくならないように、それでいて素早くレンズ交換。絞りや露出はもう撮りながら設定していく。

F9 SS1/125 ISO-800 -0.3補正 240㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 梅の木の下に回り込んだ。できる事なら『梅の花を愛でる雉』みたいな立ち位置になってくれたら、良い作品みたいになってくれたのに…こればかりは仕方ない。

 撮影モードは変わらず絞り優先モードだ。それ以外は露出補正を除いてオート設定にしている。ISO感度は上限を主に1600まで、たまに3200までに指定してその範囲でオートになるようにしている。イジる項目が少ない方が、こんな風に急なシチュエーションや動き回る被写体には良いのだ。

 何を自分で調整して、どの部分の設定をカメラ任せにするかは、自分の撮影スタイルに合わせて研究してみると良い。それと、レンズ交換を伴う場合を考慮してどのようなアイテム配置にするか、どうすれば素早くレンズ交換できるのか、バッグやポーチの組み合わせなど色々工夫するのも面白い。

身近な風景で気分転換、スランプ対策、原点回帰

F13 SS1/1600 ISO-200 0補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

 真正面から逆光、でもチョット菜の花を盾に、そして少し絞り込んでみた。『逆光の方がドラマティックになる』と言った方を知っている。とても共感できる言葉だ。

 元々大して実力も無い自分だが、漫然と写真を撮っていると『結局何がしたいか分からない』時がある。それはつまり『飽きている』のかなとも思う。あんまりクリエイティブな脳が働かないタイプなので、よくどう表現したらいいか分からなくなる。視点を変えたり、設定を変えたり、現像でレタッチをしてみたり…。そこでいつも思うのが、やり方を色々知っていれば、つまり引き出しを増やせればそんな問題も解決できるのかな?と思う。

 色んなやり方を知って、身近な風景で試してみて、それを見直してまた試して、どこかで実践に落とし込んでみる。試すのにベストな身近な風景を持っていると、発見や答えが見つけられると思う。

 我が家は農家なので庭がそれなりに広く色々植えてあるので、練習にはちょうど良かった。春と写真を自宅で満喫できるのは、実は結構な贅沢である事にも気付けたので有意義な試し撮りとなってくれた。

F5.6 SS1/400 ISO-200 +1補正 80㎜ PENTAX K-1 FA35-80

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