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2020-10-12

今年も新潟市の鳥、白鳥の飛来と季節の枯れ色

 新潟市では新潟市の鳥として白鳥が認定されている。これは市民の投票によって決まったもので、実際時期になると新潟市の至る所で白鳥を目撃する。と、言うより新潟県全体的に広く見られる、ある意味ハトより身近な存在だ。

 そんな白鳥が今年も新潟にやってきた!大体毎年阿賀野市の瓢湖(旧水原市)にやってきた白鳥を観測して初飛来としている。昨年より一日遅い10月8日に初観測されたとのニュースを聞いて土曜日の午後、新潟市の北区周辺を中心に見回ってみた。

田園広がる平野部で落穂拾いをする白鳥達

F11 S1/125 ISO-100 0EV 200㎜ PENTAX-K-1 SIGUMA APO50-500

 居た!子供達も一緒だ!

 飛来が始まった最初の時期に見られる灰色の白鳥、このコ達は所謂ヒナです。今年生まれた一年子です。

 みにくいアヒルの子の童話を知っている人は多いと思いますが、そのみにくいアヒルの子の色こそ正にこの色なのです。

F6.3 SS1/500 ISO-100 0EV 290㎜ PENTAX-K-1 SIGUMA APO50-500

 白鳥はとても怖がりです、あまりむやみに近づくのは良くないですね。撮影のコツ…と、言う程のものではありませんが、車から降りるとすぐに遠くへ逃げてしまうので、ある程度離れた所から車を降りずに、望遠レンズで撮影するのが彼らを一番尊重できますね。

 余談ですが、ある地域で折角白鳥が下りてくるようになった田んぼがあったそうなのですが、連日沢山のカメラマンが押し寄せて来て、その影響かその田んぼには白鳥は来なくなってしまったそうです。白鳥は餌場を小まめに変えるので何とも言えませんが、人が必要以上に近づいて来れば当然白鳥は怖がります。人間だって熊が沢山必要以上に近づいてくると怖いでしょ?それと同じと思います。

白鳥の聖地、瓢湖へも行ってみた

 新潟の白鳥の聖地と言ったらやっぱり瓢湖です。白鳥おじさんと呼ばれる餌付け人の豪快な餌やりと、それに喚起する白鳥を始めとした水鳥達の歓喜の姿は是非一度みて頂きたい!今回はまだ時期が早かったので餌やりは無かったが、台風の影響で風が強くなっていたなか、瓢湖にはポツポツを白鳥の姿があった。

F7.1 SS1/400 ISO-200 0EV 240㎜ PENTAX-K-1 SIGUMA APO50-500

 風裏になる場所で羽を休める白鳥達。この木の周辺には他にも、羽をケガして飛べなくなった白鳥達の居場所ともなっている。

F8 SS1/160 ISO-200 0EV 410㎜ PENTAX-K-1 SIGUMA APO50-500

 強い風に流されぬように葉っぱに乗ったまま昼寝をするカモ。なんとも可愛らしいWw毎日が危機一髪の野生生活をしてると、台風絡みの風なんて大して気にするような事ではないのかもしれませんね。

季節の境目の枯れ色

F5.6 SS1/250 ISO-800 0EV 240㎜ PENTAX-K-1 SIGUMA APO50-500

 もう10月だと言うのにアジサイの花が原型をとどめていた。爆風に晒されながら激しく揺れる花は、それでも散る事なくなんと逞しい事か。風に飛ばされまいと必死にしがみつくトンボの姿が胸に刺さった。

F5.6 SS1/200 ISO-400 0EV 200㎜ PENTAX-K-1 SIGUMA APO50-500
F5.6 SS1/640 ISO-200 0EV 140㎜ PENTAX-K-1 SIGUMA APO50-500

 凄く寂しい色合いなのになんでしょう、自分はとても綺麗に見えるのです。例えていうならコレは死が近づいている色なのに、とても綺麗に見えるんです。

 現代の日本では死はとても遠い存在です。自分が食べている物でさえ、それがかつて生きて呼吸をしていた事を完全に忘れがちです。死は必ず訪れます。でももうだれもそれに向き合わなくなっている。

渡り鳥に命の在り方を見る

 白鳥が日本に渡来してくるのは、越冬をする為です。逆にツバメが日本に渡来してくるのは、子育てをする為です。

 それぞれがそれぞれの在り方で交わる事無く命を繋ぐために旅を繰り返す。死と向き合わなくなった現代の日本社会は、それこそ人間らしいと言えるのかも知れません。自分だって必ず死ぬのに、イジメなど人を追い込むやり方が後を絶ちませんね。

 自分は命の在り方は、『想いの在り方』と考えています。人の命の在り方はとても寂しく感じます。いつかきっと、別の答えが見つかるまで、自分なりの気持ちを込めてシャッターを切り続けたいです。

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