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2020-01-19

誰の胸にもある夕日

 子供の頃から日本海に沈む夕日を見てきた。太平洋側に住んでる人には見えない、水平線の一番遠い所に静かに消えていく夕日を。

誰でも感動の一枚にできる

20180622 佐渡島の向こうに沈む夕日 K‐1

 夕日写真、夕焼け写真はもうカメラをやっているなら鉄板中の鉄板のテーマ、これなくして写真は語れない。

 薄暮の空に広がる幻想的な光と影と色、子供の頃から見上げていたこの空を、あの頃どれだけ残したいと思った事か。自分が小学生の時などインスタントカメラですら高価な品物だった。まるで『ドラゴンクエスト』や『ゼルダの伝説』のようなファンタジーRPGに出てくる世界のように見えていて、果てしない世界を思い描いていたものだ。

 きっと今後もしつこいくらいこのテーマでブログを書いていくかもしれない。なぜならこんなに分厚いテーマ、そうそうあるもんじゃない。

同じ夕日、夕焼けでも少し時間が変われば随分違う

20171128 新潟市内にて K‐70

 マジックアワー。ここ数年この言葉が世に浸透してきて、若いカメラマンやインスタグラマーを中心に沢山の作品が公開されている。インスタでマジックアワーで検索すれば、自分など比にならないくらいハイレベルな写真が沢山出てくる。

 子供の頃から釣りをしてきた自分にとってこの時間帯は『夕マヅメ』として慣れ親しんできたものだ。昼と夜の境界、ほんの一瞬魚がよく釣れる。

 今でも明確な答えは出ないのだが、季節の境目のように昼と夜の不思議な境目が、確かにある。

まるで異世界に迷い込んだよう

20170525 新潟市内 K‐70

 光と影のコントラスト。歩き慣れた道なのに、黒く陰ったそこはまるで異世界のよう。

20180622 車に移った夕焼け K‐1

 少し前まで乗っていたボロボロのワゴンR、こんな風に写真に収めるとまるで高級車のように映る。マジックアワーには不思議な力があるみたいだ。

 スマホカメラから高級一眼レフまで、こんなに撮り甲斐のあるテーマは他にないと思う。写真やカメラがよくわかりませんな初心者でも絶対に感動的に撮れるまるで魔力のようなものがある。

 今後もこのテーマは大切に育てていきたい。

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