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2020-04-15

菜の花が咲き乱れる福島潟の眩しい春と、春を歌うヒメオドリコソウ

 新潟市北区に位置する湿地帯『福島潟』。春には眩いばかりに広がる菜の花畑が見所であるこの場所は、自分はよく訪れる場所で、野鳥の観察、季節の風景などとても好きな場所だ。毎年開催される福島潟フォトコンテストにもよく応募するが、予選すら通過した事が無いw。

 今年の菜の花畑はあいにくの天気(新潟はいつもの事だが)だったが、見事に咲き誇った菜の花達を写真に収める事が出来たのでとりあえず満足だ。

◆ビタミンカラーが眩しい!彩度を一つ上げて撮る

 PENTAXって、まず赤色が苦手と言うか、なんか赤がぶっ飛んでしまうというか、非常にキレイじゃない。それに続いて黄色も光の当たり方ひとつで簡単にぶっ飛んでしまう。使っているレンズが適していないのも多少はあるのかも知れないが、赤と黄色はチョット気を付けて撮っている。そんな中でもこの日は太陽光が強くなかったので、試しに彩度を一つ上げて撮ってみた。

F5.6 SS1/250 ISO-100 +1補正 170㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 色の眩しさを表現したくて、露出補正も上げてみた。畑が広いので、撮影角度によってはホントに黄色しかなくなるのでスゴイ。葉や茎の緑がアクセントになって良い。

F11 SS1/200 ISO-100 0補正 113㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 残雪と滝雲、間には枯れアシが立ち並ぶ潟の風景。こんな自然界のコントラストが際立つのも、春の福島潟の魅力だ。

F5.6 SS1/1000 ISO-200 +0.3補正 140㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 福島潟のシンボル『ビュー福島潟』。中はこの潟の歴史や生態を紹介している博物館になっている。

●前ボケが際立つ色、春の暖かさを表現

F9 SS1/500 ISO-200 +1補正 140㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 菜の花や桜の花の色って、やっぱり春の暖かさを象徴する色なので、近頃流行りの前ボケで撮ってみると冴えない空模様でもかなり春感が出てくる。実はこの前ボケを意識して撮ったのは初めてなのだ。今までは広い景色をいかにしてシャープに収めるかに拘っていたので(だからやたら絞るクセがある)こんなオシャレな撮り方、試す機会も無かった。使っているのが望遠レンズではあるが、こんな撮影もたまには楽しいものだ。

F7.1 SS1/250 ISO-100 +1補正 200㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 福島潟にある無料休憩所『潟来亭』。カヤブキ屋根の趣が、豊かな自然の風景と相まってまるでタイムスリップしたかのような気分にさせてくれる。そんな昔ながらの日本家屋を背景に黄色が眩しい菜の花の前ボケ、朝に降った雨のおかげで雨露が煌めいている。

●雨露に降り注ぐ太陽が、菜の花をより瑞々しく

F5.6 SS1/1000 ISO-200 +0.3補正 170㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 花の写真を撮るとき、水滴があるとより瑞々しさが出る。光を浴びた水滴は、ズームレンズなどでボカすと上の写真のように光を纏った玉ボケになる。植物の、特に菜の花のようにビタミンカラーが際立つ花には、清涼感をプラスしてより綺麗に魅せてくれる要素だ。

F6.3 SS1/1000 ISO-200 +0.7補正 140㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 手前ボケで曇り空と合わせてみると、「あぁ、きっと雨上がりなんだな…」みたいな演出ができる。現場でモニター確認した時はもっとボケの中でキラキラと水滴玉ボケだったのだが、実際に展開してみないと分からないものだ。

◆同じく春の花、ヒメオドリコソウが春を歌う

 名前だけを聞くと、「いったいどんな華やかな派手な花なんだろう!?」と思うかもしれない。でもこれは、おそらく多くの人が子供の頃から慣れ親しんだであろう雑草的な花なのだ。小学生の時、学校の帰り道で花を摘んで蜜を吸ってみた…なんて人も結構いると思う。

F9 SS1/100 ISO-400 0補正 170㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 どうだろうか、見覚えがあるのでは?道端にこれでもかってくらいいっぱい咲く小さなあの花だ。こうやって間近でよく見ると、なんとも可愛らしいフォルムではないか。この花にヒメオドリコソウという名前を与えた人の気持ちが分かる気がする。

F9 SS1/125 ISO-100 0補正 113㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500
F9 SS1/100 ISO-400 0補正 200㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 地面の一番低い所で、草の陰からひょっこり顔を出しながら楽しそうに歌って踊っているようだ。ホントは菜の花よりも身近な春の花、もし『初めて名前を知った』のなら、ぜひ意識して見てみてほしい。

F8 SS1/250 ISO-200 +0.3補正 240㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 菜の花畑を背景に春の共演。なんと清涼感溢れる風景なんだろう、ここを訪れる大半の人がこの景色に気付かないまま過ぎ去って行ってしまう。今だけは自分だけの特別な景色だ。

●実は圧巻の咲き誇り!

F9 SS1/80 ISO-200 -0.3補正 19㎜ PENTAX K-1 DA12-24

 地面に生えているので、広角レンズで真上から撮影。なかなかビッシリだ!ホントは更に広角でフルサイズ対応のDFA15-30で撮りたかったのだが、いかんせんそんな高級レンズ、ジャンクレンズ使いのボンビーな自分には手が届くはずも無く…。

F9 SS1/125 ISO-200 -0.7補正 18㎜ PENTAX K-1 DA12-24

 オドリコの道案内。これがありのままの姿。農業者にとってはただの雑草なので、時期が来れば除草剤で一斉に駆逐されるが(同じ農業者として必要かどうかはかなり疑問)、昔からずっとそこにいて春を歌っていた小さな花達。時には立ち止まって共に春を愛でれるように在りたいものだ。

◆ビッシリ花畑、絞りを効かせてシャッキリクッキリ写す

F11 SS1/160 ISO-100 +0.7補正 113㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 絞りを効かせると被写界深度が広がるので、景色の奥までピントが合う。そして何が写っているか分からなくなるw『圧巻の咲き誇り!』みたいな表現をするには、むしろこれが何かチョット分からないくらいが面白い写真になると思う。

F11 SS1/250 ISO-200 +0.7補正 93㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

 花びら一枚一枚の輪郭もシャッキリ捉えている。シャープな写真を撮りたければやっぱり絞りは極めないといけない。ボケの効いた写真は雰囲気もあるし、可愛らしいし、チョット失敗しても『なんとなくそれっぽく』撮れる。それでも絞りをしっかり効かせてシャープに写す事で、精細な風景写真にできるし、自然界の驚くような細かいディテールも切り取れる。

◆春色の写真で『色を見る目』が養えた

 …と、思う。あんまり偉そうな事言って、大して出来てなかったらそれも恥ずかしいのでw

 何はともあれ、お馴染みの福島潟でビタミンカラーを大量に摂取して春モードにシッカリ切り替わった。絞りで色がどう見えるのかも勉強になった気がする。これから夏になると、色より光の季節って感じなので、色風景を目いっぱい楽しむのはまた秋に。。。

F9 SS1/320 ISO-200 0補正 50㎜ PENTAX K-1 SIGUMA APO50-500

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