toggle
2021-05-25

森写真のススメ、景勝地には無い自分だけの風景

 少し時期が遅れてしまいましたが、雪が融けて新芽や春の花が賑やかになる春の走りの時期に撮った森林がとても綺麗でした^^。良かったら眺めていって下さい。

 この時期農繁期で、田植えだの片付けだのと忙しくてなかなか時間を割く事ができずにいましたが、それでも春の芽吹きの森は本当に綺麗で、カメラをやる人なら自分は絶対おススメしているカテゴリーです。

 視点はそれぞれ自分のセンスがあると思いますが、基本はやっぱり『光』ですね。木々の間から射しこむ陽の光は、季節の境目の神秘的な森の風景をより一層際立たせてくれました。風景や自然をテーマに写真を撮るなら、景勝地などではなく自分だけの秘密の森を持っているのも面白いと思います。

◆春を歌う深い森の花々◆

 登山なんかを趣味としている方ならご存じかと思いますが、山奥森の奥にはそこでしか見られない花達が咲いていますね。

F5.6 SS1/200 ISO-400 -0.7EV 170㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500

 雪が融けてすぐ暗いから咲き始めるアジサイの仲間。ごめんなさい、名前の分からない花も多いです^^;。毎年必ず見ているのですが、もっと勉強しないといけませんね^^。

 ツルアジサイの類のようで、ツルを伸ばすようにして長く枝を伸ばし、白い綺麗な花を咲かせています。新潟の山野では多く見かける花です。

F5.6 SS1/200 ISO-200 -0.3EV 93㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500

 イワカガミやニリンソウの仲間でしょうか、この花も沢山見かけます。旬が短いようで、三日くらいで散ってちってなくなってしまっています。タイミングが良いと木々の根元の広い所や、斜面の開けた所で日当たりが良い所にまとまって咲いている事があって、なかなか見事な光景です^^。

●身近な里山でも定番の花は、山奥でなお輝いている

F8 SS1/400 ISO-100 -1.3EV 93㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500

 春の森と言ったらやっぱりカタクリの花。この時期は東日本のどこの山へ行っても定番ですし、話題ですね^^。

 森の妖精と称されるだけあって色味も佇まいも可憐で、一斉に咲き誇っている様は圧巻です。多くの景勝地ではこのカタクリを栽培管理していますが、山奥森の奥へ行けばこのように、景勝地に負けないくらい…なんなら景勝地など目じゃないくらい盛大に咲き誇っている所もあります。森歩きで自分だけの秘密の景勝地を発見するのも楽しいですね^^。

●里ではあまり見られない珍しい植物も

F5.6 SS1/160 ISO-100 -0.3EV 93㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 これは山ならではの植物、マムシグサですね。小さな沢が流れる所に出ていました。実におどろおどろしいです^^;。

 秋には不気味に目立つ赤いツブツブの実を付けるのですが、コレを食べると喉に激痛を起こすそうです。つまり、過去に誰か食べたって事ですね(汗)。有毒植物の知識はそのようにして受け継がれてきたのですね。先人たちに感謝です。

◆静かな森の緑たち◆

 鬱蒼とした森の中に生える沢山の草達。主にシダ類ですが、高い木々に太陽が遮られた暗い森の中に、沢屋地面を覆いつくす程開いている緑たち。普段なら目もくれないであろうそんな森の草達も、自分はレンズを向けています。

F5.6 SS1/125 ISO-100 -1.3EV 113㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500

 さらに森の奥へと足を進めると、小さな沢が所々に出るようになってきました。高い木々の間から射す陽の光が、芽吹いたばかりの草達を照らしていました。まるで強く育つように語り掛けているようでした。

●絵になるシダ類

F5.6 SS1/200 ISO-100 -0.7EV 113㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 自分がいつも使っている愛機、PENTAX.K-1。このカメラには仕上がりイメージに『銀残し』というモードがあります。高いコントラストと、渋い色合いがとてもお気に入りです。このモードで森の中で写真を撮ると、人の気配がない静かな森の重量感ある雰囲気を伝える事ができて良いです。

F5.6 SS1/125 ISO-200 -1EV 113㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 杉の木が多く立つ植林帯が何ヶ所かあります。地形を維持するために植林されているようで、伐採して木材にするには山奥過ぎる場所です。

 そんなくらい杉林の中にも、まるでここなら陽が射す事を知っているかのように葉を広げているシダがありました。銀残しで強調される光と影の中、草木の息遣いが聞こえてきました。

F2.8 SS1/40 ISO-125 -0.3EV RicohGRⅢ

◆折り重なって逞しく◆

 深い森では沢山の植物達が、まるで折り重なるように根を張り、枝葉を伸ばしています。

F5.6 SS1/125 ISO-200 -1EV 93㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 アスペクト16:9

 枯れ葉が積もった苔むす倒木の端に、小さな草が値を張っていました。この辺りでよく見かける草で、上から見ると蝶々のような見た目をしています。きっと秋には枯れて散るのでしょう。それでも根付く姿を見て、なんとも静かな心持ちになりました。

●巨木と共に

F5 SS1/100 ISO-100 -0.3EV PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 大きなクルミの木です。その根元にはまるで、慕い讃えるように沢山の植物が根を張り、葉を広げていました。さほど珍しくはないのですが、改めて見るとここだけで一つの宇宙が形成されているようです。

F4.5 SS1/60 ISO-100 -1EV 50㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 無数に発生するサルノコシカケの類い。このキノコは腐朽菌と呼ばれる種類だそうで、これが発生している樹木は寿命が近いそうです。と、言っても実際に寿命が来るまで何十年もあるみたいです。人間時間では森の時の流れは計れないですね^^。

◆朽ちていく姿もまた美し◆

 山野をゆくと必ず枯れてゆく木々や草木の中を通ります。普通なら全く気にも留めないものなのでしょうが、朽ちていくその姿は現代を生きるの我々に大切な事を教えてくれているようです。

F4.5 SS1/125 ISO-100 -0.7EV 65㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 苔を蓄えた倒木。倒れたその先は泥のようになった腐葉土。とても長い時間をかけて土になっていく。

●芽吹いて咲いて、朽ちてまた芽吹く

F5.6 SS1/100 ISO-100 -0.3EV 50㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 森の下にはかつての広大な森が眠っています。その眠る森がこの森の形を支えて、この森が眠る頃にはまた、新しい森の形になっている、そんな命のサイクルがここでは見れるのです。

●色をなくしても鮮やかに

F8 SS1/400 ISO-100 -0.3EV 170㎜ PENTAX.K-1 SIGUMA.APO50-500 銀残し

 最初はコレが何か分からなかったのですが、アジサイの様です。枯れて、一冬を超えてなお形を残していたんですね^^。言葉にならなかったです。。。

◆感性を刺激する森写真のススメ◆

 いかがでしたか?カメラを持って森に出かけたくなりましたでしょうか^^。風景写真をメインに撮っている方なら絶対おススメの森写真、景勝地には無い自分だけの風景を見つけられるのが最大の魅力です。カメラによっては特有の表現ができる機能を備えた物もあるでしょう。それを活かして更に自分だけの世界感を表す事ができると思います。

 森写真のススメ、まずはキケンを回避できる範囲で出かけてみて下さい^^。

F2.8 SS1/100 ISO-100 -0.3EV RicohGRⅢ ブリーチバイパス

森歩きに関する他の記事

2021春ゼンマイの採集と、美しい山奥の山菜たち – Crop-of-Life

今年も新潟に山菜の季節がやってきた! – Crop-of-Life

スポンサードリンク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。