去る7月4日、田上町にある護摩堂山あじさい園に行っていた。その時の写真を一しきり現像したまま、他の事に忙しくなっていてすっかり忘れてしまっていた。
去年訪れた時はすっかり旬が過ぎてしまい、あんまり綺麗な絵が撮れなかったのだが、今回は天気がアレだったとは言えそこそこいい絵が撮れたと思う。
◆手軽な低山ハイクから楽しめる護摩堂山散策

山頂まで一時間もかからないし、歩道はそれなりに整備されているので歩き易いし、登山口でトレッキングポールを貸してくれる非常に親しみやすい山だ。
この日は午前中は何とか降らずにいてくれたが、昼に差し掛かる頃には雨が降り出し、時間と共に猛烈な降り方になってしまったのだ。帰り道には靴もシャツもびちょびちょ(汗)カメラは湿気って、帰ってから徹底的に乾かすのが大変でしたよ(汗)

登山道はこんな感じ。野鳥の囀りも賑やかで、あじさいの時期じゃなくても一年中楽しめそうな山だ。

程なくして山頂。途中この山の歴史に触れるような看板や遺跡がチラホラあるのだが、今回はその辺割愛させて頂きます。
◆梅雨のシンボル、雨が良く似合うアジサイの花
カラっと晴れた空に色とりどりのあじさいの花が咲き乱れる光景も非常にバえるのだが、自分はやっぱり雨の中のあじさいが一番グッとくる。ここ護摩堂山では、通路に溢れるようにアジサイが咲いているので、そのボリューム感の中に潜り込むような楽しみ方ができるのだ。



時間と共に雲が出て暗くなり、ガスが立ち込めて、程なくして雨が降って来た。むしろこの雰囲気が良い。
●一つ一つを愛でる楽しさ
天候が崩れてくれたお陰で、人が少なく返ってゆっくり眺められる。そんな時は全体をザックリ見るだけじゃなくて、花の一つ一つを見てみるのも良い。同じ花が沢山咲いているようで、実は結構個性豊かなものなのだ。

マクロで撮るガクアジサイ。

それぞれ違う表情を持っているのがお分かりいただけるだろうか?

はてさて、紫色でアルカリ性だっけ?

アジサイ写真と言ったらコレ!ハートアジサイ!探すと結構見つけられるのでぜひw
●いよいよ本降りになってきた
おんなじ所を行ったり来たりしながら撮影していたら、しとしと雨が本格的にバチバチ降ってきた!でも辞めないw

こうやって見ると、改めて『雨そのもの』を撮るのって難しいんだなぁ…。いやいや、センスの問題か!?

強い雨に打たれて花びらが散っていた。そもそもコレって、花びらで正しいのか?

すっかり雨水を蓄えている。

油断してたら階段が濁流みたいになっていた(汗)

山頂の茶屋がすっかりガスの中(汗)さすがにどうにもならなくなってきたので、時間も遅いし下山を開始した。
◆雨の静かな林道もまた風情があって良し
下山を開始した時刻は確か午後三時頃だったような気がする。結構な雨が降っている中でも、新たに登ってくる人が結構居て、地域で愛されている場所なんだと気付かされた。

鬱蒼とした林道がまた堪らん!って、そんなにテンション上がる風景ではないのだが、マイナスイオン感ハンパなくて自分は好きだ。

麓近くに竹やぶがあって、その下にはお寺があるみたいだ。林道と竹やぶの間に光が差し込んで、なんだか静かな風景だった。
◆どんな天気でも、季節に合った風景が一番美しいのだ
自分は雨が降ると体中の古傷(!?w)が痛んだり疼いたりするので正直落ち着かないのだが、やっぱり梅雨は雨が降っていてナンボです。人間なかなか自分の都合の良いようにしか望まなくなるもので、そうなってしまうと本来在るべき姿を失って、何だか歪なものになっていく。そうやって歴史は紡がれて現在があり、これからもそうなっていくんだろうが、決して忘れてはいけないモノがある事は常に意識していきたいと思う。

護摩堂山あじさい園
護摩堂山・護摩堂山登山口|新潟の観光スポット|【公式】新潟県のおすすめ観光・旅行情報!にいがた観光ナビ (niigata-kankou.or.jp)